■ダイヤモンドに類似した炭素(カーボン)薄膜材料であり、 ダイヤモンドライクカーボン
(Diamond-Like Carbon : DLC)と呼ばれています。
ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛)の中間的な特性を持ちます。
炭素を主成分としながらも若干の水素を含み,ダイヤモンド結合(sp3結合)と
グラファイト結合(sp2結合)の両方の結合が混在しているアモルファス構造
(非晶質構造)をとります。
■DLCは、あらゆる分野で注目されています。
宇宙工学・医療機器業界・半導体業界・電子部品業界
工作機械産業・ロボット自動車業界・宝飾業界・・・
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DLC (ダイヤモンドライクカーボン) の一般的性質
■高硬度で優れた耐摩耗性
■低い摩擦係数
■摺動時、相手材を磨耗、損傷させない(低相手攻撃性)
■化学的に安定、焼付き、凝着、溶着を起こさない
■腐食性雰囲気中でも侵されない
■すぐれた生体親和性
■電気絶縁性から導電性まで制御可能
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DLC膜の応用
■自動機ガイドレール⇒しゅう動性向上⇒オイルレス
■機械部品、切削工具⇒耐摩耗性・超高硬度
■金型への耐凝着、離型コーティング
■各種保護膜⇒超高硬度
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